資格者へのインタビュー
メンタルメイクセラピスト®1級
西田佐奈江(50代)
大学病院などにて17年間、看護師として勤務。現在は大学病院のメイク外来も担当。
看護師として、頭頸部がんを患う多くの患者さん達を看てきました。手術後の大きな傷跡を残したまま社会に復帰するのは、容易ではありません。私がメイクセラピストを目指したのは、外観の改善だけでなく、それを通じて患者さんのメンタル面をケアすることの重要性に気付いたからです。今では現場でのケアだけでなく、講演活動も行っています。外観が人の心にどれほど大きな影響を与えるか、それをケアする人をどれほどの人が待っているか、AIの時代になっても人でなければできないものがあることをより多くの方々に知ってもらいたいと願いながら、自己研鑽を続けています。
メンタルメイクセラピスト®1級
小田切俊子(40代)
メイク講師として、全国のカルチャーセンターや各地でのイベントや百貨店でも勤務しながら、メイクボランティアとしても活躍。
メイクは人の外観を変えるだけでなく、人の心を明るくします。時間を見つけては高齢者施設などのメイクボランティアに参加して、もう10年以上になります。「もうメイクなんてしないの」とおっしゃる高齢の方に「ハンドマッサージだけでも」と勧めるうちに、若い頃のお話などで会話が弾み、メイクをして差し上げたところ、とてもきれいな笑顔を浮かべてくださいました。楽しく明るい笑顔をプレゼントできるメイクボランティアを通じて、私自身も多くのものが得られていると思います。「きれい」と「笑顔」をプレゼントできるメイクセラピストが一人でも増えて欲しいと願っています。